【ダイエット】○○kcalで痩せる!は嘘です!痩せる食事量が人によって違う理由

まず最初にはっきり言っておきます。

「1日1200kcalで生活すれば痩せられる!」
「摂取カロリーは1600kcalがいい!」

こんな謳い文句は全部嘘です!正確には、痩せられるか痩せられないか分からないです。なぜなら、痩せる食事量は人によって違うからです!

健康的に痩せるためには、ただ摂取カロリーを減らすのではなく、体調が良い状態で筋肉をなるべく減らさずに、食べる量を調整する必要があります。○○kcal摂れば痩せる!なんていう言葉に騙されると、後で痛い目に遭ってしまうので気を付けましょう。

今回は、ダイエット中の食事量が人によって違う理由や痩せる摂取カロリーの見つけ方を紹介します!色々なダイエット情報があってどれを信じていいか分からない人は、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。

○○kcalに減らせば痩せられる!に騙されるな

○○kcalに減らせば痩せられる!という言葉を見たことはありませんか?これが本当に正しければ、世の中のダイエッターは、みんなすんなり痩せられているはずです。

しかし、現実はどうでしょう。食事を減らしたのに痩せられなくてリバウンドしてしまったり、過度な食事制限で体調を崩してしまったりと、中々ダイエットを成功させるのは難しいですよね。

ダイエットを成功させたいなら、正しく自分が痩せる摂取カロリーを見つけなければいけません。それも、健康的に痩せることが大切です。

まずは、○○kcalに減らせば痩せられる!という言葉に騙されないように気を付けましょう!

痩せる食事量は人によって全然違う

なぜ、ある人は1600kcalで痩せられて、ある人は1300kcalで痩せられるのでしょうか。それは、「痩せる食事量は人によって全然違うから」です。

しかし、痩せる仕組みは、「摂取カロリー<消費カロリー」です。なぜ摂取カロリーを1000kcalに減らしてはいけないのか。なぜなら、摂取カロリーを減らしすぎることで、代謝が低下しリバウンドしやすくなり、栄養が足りず大きく体調を崩してしまうからです。

リバウンドせずに健康的にダイエットをするためには、丁度良い摂取カロリーを見つけるようにしましょう!

摂取カロリーが少なすぎるダイエットのデメリットについては、こちらの記事でまとめているので、詳しく知りたい人は見てみてくださいね。

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食事量が人によって違う理由

食事量が人によって違う具体的な理由は、主に3つです。

  • 筋肉量によって基礎代謝量が違うから
  • ライフスタイルによって消費カロリーが違うから
  • 生活習慣や体質によって痩せやすさが違うから

食事量を減らしすぎず、健康的に痩せる摂取カロリーを見つけるためには、ここを理解しておかなければいけません。食事量が人によって変わる理由がはっきり分かると、自力で丁度良い摂取カロリーを見つけることができますよ!

筋肉量によって基礎代謝量が違うから

人によって食事量が異なる理由は、筋肉量によって基礎代謝が違うことです。基礎代謝は、何もしていないときに消費するカロリーのことです。基礎代謝が多ければ多いほど、活動量に限らずたくさん脂肪を燃焼することができます。

そして、基礎代謝は筋肉量に比例します。筋肉量が多いと、その分体内の活動が活発になり、基礎代謝が上がるんです。一般的に男性と女性では、女性の方が筋肉量が少ないため、基礎代謝量も低いです。

また、年齢を重ねると、筋肉量が低下し基礎代謝が低下するので、消費カロリーが低くなります。「30代を超えると痩せにくい」「女性は体重が減りにくい」と言われるのは、基礎代謝が関係しているといえますね。

このように、人によって消費できるカロリーが変わる場合、食事量も変化していきます。1日何もせずに500kcal消費できる人と100kcalしか消費できない人が、同じ食事量を摂ると、前者の方が痩せるでしょう。

参考:厚生労働省e-ヘルスネットより
参考URL:基礎代謝量より

ライフスタイルによって消費カロリーが違うから

ライフスタイルによって消費カロリーが違うため、食事量も変わります。主婦の人と営業で外回りが多い人では、1日の消費カロリーが大きく変わってきますよね。

1日の活動量に伴って消費カロリーも変わるので、脂肪を燃やせる食事量も変化するはずです。

摂取カロリー:1300kcal
1日消費カロリー:1300kcal
結果:摂取カロリー(1300kcal)-消費カロリー(1300kcal)=0で脂肪は燃焼されない

摂取カロリー:1300kcal
1日消費カロリー:1500kcal
結果:摂取カロリー(1300kcal)-消費カロリー(1500kcal)=-200kcalで燃焼される

このようにライフスタイルによって、1日の消費カロリーが違うため、人によって食事量が変わるのです。

生活習慣や体質によって痩せやすさが違うから

生活習慣や体質は、痩せやすさに大きく関係します。痩せやすい身体であれば、1日1500kcalで痩せられ、痩せにくい体質の人は1300kcalに落とす必要があります。このように痩せやすい身体かどうかによっても、食事量は変化するんです。

痩せやすさに関係する生活習慣は、大きく分けて7つです。

生活習慣 痩せやすい 痩せにくい
睡眠時間 適切 短い
睡眠の質 良い 悪い
ストレス 少ない 多い
食事時間 夜遅い 早め
腸内環境 良い 悪い
入浴 する しない
水分補給量 多い 少ない

ざっくりとしていますが、このように少しの生活習慣の差が、痩せやすさにつながります。

また、脂肪細胞の数や遺伝子型である程度痩せやすさが変わるといわれています。このように、痩せやすさが人によって違うので、食事量は人それぞれ異なるといえるでしょう。

参考:シリーズ生活習慣病にならないために,厚生労働省e-ヘルスネットより
参考URL:脂肪細胞の正体,肥満遺伝子より

【大前提】食事は量より質

ここまで散々摂取カロリーについて話しましたが、結局食事は量より質が大切です。ライフスタイルや筋肉量によって食事量は変わりますが、同じ摂取カロリーでも栄養豊富な食事をしないと、痩せることができません

なぜなら、栄養素の中には、糖質や脂質の代謝を促したりむくみを取ったりする効果をもつものがあるからです。逆に、食欲増進やむくみを促進する食材もあります。

実はジャンクフードばかりを食べて1500kcal摂取している人よりも、食物繊維やたんぱく質をしっかりと食べて1700kcal摂取している人の方が、痩せるんです。

アメリカで行われたある研究では、ジャンクフードの摂取量が増えると体重も増え、ナッツやヨーグルトの摂取量が増えると体重が減るという結果が出ています。

研究内容
生活習慣と体重の変化の関連性を1986~2006年に渡って調査

対象者
肥満ではないアメリカ人男女120877人

結果
・ポテトチップス、じゃがいも、砂糖入り飲料、未加工の赤肉、加工肉の摂取量が増えると体重が増加した
・野菜、全粒穀物、果物、ナッツ、ヨーグルトの摂取量が増えると体重が減少した

痩せるためには、摂取カロリーや食事の量だけでなく、どれだけ栄養豊富で身体が喜ぶものを食べるかが大切になります。

参考:The NEW ENGLAND JOURNAL of MEDICINE 日本国内版より
参考URL:男女における食事および生活習慣の変化と長期的な体重増加より

食事量の「目安」を知ることで効率よくダイエットができる

食事量の「目安」を知ることで効率よくダイエットをすることができます。目に見えない体質や筋肉量で食事量が変わるなら、どうやって食事をコントロールしたらいいのか、と思いますよね。

ダイエットを成功させる摂取カロリーを見つけるためには、まずは目安を見つけて生活し、身体の反応を見ながら調整していくことが大切です。そうすることで、健康的に無駄な体脂肪を落とすことができます。

以下の記事では、摂取カロリーの見つけ方を詳しく書いているので、ぜひこちらを参考に決めてくださいね!

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まとめ&伝えたいこと

今回は、痩せる食事量が人によって違う理由と摂取カロリーの見つけ方を紹介しました!世の中には、色々なダイエット情報があり、戸惑うことが多いですよね。しかし、ダイエットを成功させるには、正しい情報を取り入れて健康的な生活をすることが重要です。

簡単ですぐにできそうなダイエットに振り回されず、正確な情報を取り入れて、身も心も健康的なダイエットをしましょう!

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