空腹についてはさまざまな意見がありますよね。空腹時間は、長い方が脂肪が燃焼される!とか、空腹だと筋肉が分解される!とか、情報がたくさんあって困りませんか?
実は、空腹時間は寝ている間だけ長めに取り、あとは普通に3食食べる食べるだけで健康的にダイエットを進めることができるんです。逆に、断食や1日5食など極端な食事法は体調を崩す可能性があるので注意しましょう。
そこで今回は、ダイエット中の空腹時間との付き合い方を解説します!空腹の時間をどれだけ作ればいいのか悩んでいる方は、必見ですよ。
ダイエット中の空腹時間は寝ている間だけ長めにしよう!
長めの空腹時間は、寝ている間だけで十分です。なぜなら、長すぎる空腹はエネルギー不足につながり代謝が低下するからです。
また、空腹が短すぎると、胃腸に負担がかかったりカロリーオーバーしやすくなったりとデメリットが多いので、気を付けましょう。
ダイエットだからといって、特別なことはせず適度に空腹を作りながら過ごすことが大切です。しっかりと睡眠時間を取ることで自然に10~12時間の空腹時間を作れるので、十分に胃腸を休めながら脂肪を燃焼しやすい状態を作ることができます。
ダイエット中に空腹時間を作るメリット
まずは、ダイエット中に空腹時間を作るメリットを紹介します。主に3つのメリットがあるので確認しましょう。
- 脂肪を燃焼しやすくなる
- 内臓の働きが活発になる
- 摂取カロリーが減りやすい
脂肪を燃焼しやすくなる
ダイエット中に空腹の時間を作ることで、脂肪燃焼が積極的に行われるでしょう。空腹は体が糖不足を感じているサインです。
このとき、体は、体内の性脂肪を分解して糖を作り出すことで空腹による低血糖から抜け出そうとします。そのため、空腹時は、脂肪を燃焼しやすいといわれているのです。
このことから、空腹時間を作ることでダイエットが円滑に進むことが分かります。
参考:堤整形外科クリニック
参考URL:ダイエット(肥満治療)より
内臓の働きが活発になる
空腹の間は、胃腸が休まるので内臓の働きが活発になるでしょう。食べ物は胃に3~5時間程度滞在するので、食べ過ぎが多いと24時間内臓が動き続けることになります。
空腹状態であれば、食べ物を消化する必要がなく胃腸をしっかりと休めることができるので消化吸収がスムーズになるでしょう。
内臓の働きが高まることで、効率よくエネルギーを吸収し余分なものを排出しやすくなるので、痩せやすい体質を作ることができます。
摂取カロリーが減りやすい
空腹時間を意識的に作ることで、摂取カロリーが自然に減るというメリットがあります。食事回数が多いと、どうしても摂取カロリーが増えやすくなります。
しかし、空腹の時間を減らし、食べる回数が減れば自然と摂るカロリーの量も減るので体脂肪も燃やしやすくなるでしょう。
ダイエット中に空腹時間を作るデメリット
ダイエット中に空腹時間を作るデメリットは、主に3つです。
- 血糖値が乱高下しやすい
- 基礎代謝が下がる
- 食べる量が減って便秘になりやすい
空腹のメリットやデメリットを知って正しくダイエットを行いましょう。
血糖値が乱高下しやすい
空腹でいると、血糖値が乱高下しやすいというデメリットがあります。血糖値が低い空腹の状態で食事をすることで一気に血糖値が上がります。血糖値は、急に上がるとその後一気に低下するため、食後すぐにお腹が空いたように感じてしまいます。
また、血糖値が乱高下すると、脂肪を溜め込みやすくなるのでダイエット中は気を付けましょう。
基礎代謝が下がる
空腹が長すぎると、基礎代謝が下がる可能性があります。空腹を感じる機会が多いと、体は生命の危険を感じてなるべくカロリーを使わないようにします。
その結果、基礎代謝が低下し体脂肪を燃やしにくい体質になってしまいます。
食べる量が減って便秘になりやすい
食べる量が減ることで、便秘になりやすいというデメリットが考えられます。空腹状態を作り食事量が少なくなると、便のかさが減るため便秘になることがあります。
便秘は、腸の働きが悪くなっている証拠で、代謝の低下にもつながるのでダイエット中は注意が必要です。
空腹時間は長すぎても短すぎてもダメ
ダイエット中は、長すぎず短すぎず丁度いいバランスで空腹時間を作ることが大切です。お腹が空いた状態を適度に作ることで、空腹のデメリットを避けつつメリットだけを取り入れることができます。
痩せるためには、食事量をしっかりコントロールすることが重要です。空腹を感じて体の声を聞ききながら食事をすることで、自然に痩せることができるでしょう。
空腹時間を利用したダイエットのコツ
空腹時間を利用したダイエットのコツは、ズバリ3つです!
- 4~6時間の間隔で3食食べる
- 夕食から次の日の朝食まで12時間以上空ける
- 空腹時間が長くなるときは間食を入れる
私は、この3つを意識して空腹を上手く取り入れながら痩せることができました!ぜひ参考にしてくださいね。
4~6時間の間隔で3食食べる
食事の間隔は4~6時間にして3食食べるのがおすすめです。程よく食事の間隔を空けることで、効率よく栄養を吸収することができます。
どの栄養素も一度に吸収できる量は決まっているため、一度にたくさん食べると吸収しきれずに脂肪として蓄積されやすくなります。4~6時間の間隔で3食に分けて栄養を摂るとよいでしょう。
夕食から次の日の朝食まで12時間以上空ける
夕食から次の日の朝食まで12時間空けることで胃腸を休ませることができます。つまり、前日の夕食から12時間後に朝食を食べればよいのです。
12時間も食べないと、普通であればかなり空腹を感じるはずです。さらに、日中は活動量が多いのでエネルギー不足になる可能性もあるでしょう。
しかし、睡眠中に空腹時間を作ることで辛い思いをせずに脂肪燃焼を促進させることができるのです!
空腹時間が長くなるときは間食を入れる
中々規則正しい食事ができない方は、間食を取り入れるようにしましょう。空腹時間が長すぎるとエネルギー不足になるため、間食を入れて食事回数を増やすとよいでしょう。
空腹時間が7時間以上と長くなる場合は、次のような間食を食べるのがおすすめです。
- おにぎり
- ナッツ
- フルーツ
- 甘酒
私はいつも間食をするときは、この中から選んで食べています。空腹時間が長いほどカロリーが高めのものを食べることが大切です。
最近流行りの断食やオートファジーダイエットは?
数多くの有名人が行っていることから話題沸騰中の「断食やオートファジーダイエット」。これらの長時間食べないダイエットは、空腹時間が長すぎるためあまりおすすめできません。
これらのダイエットは、以下のようなルールが決められていることが多いです。
- 8時間以内に食事を終わらせる
- 〇時間は水以外口にしない(時間は10時間以上であることがほとんど)
- 1週間の内1日だけ何も食べない
このようなダイエットは、空腹時間が長すぎて筋肉の分解や代謝の低下を引き起こしやすいので注意が必要です。実際、このようなダイエットを数日試したことがありましたが、エネルギー不足で体調が悪くなりました。
体調は、1日3食食べて生活している今の方がはるかにいいです。向き不向きはありますが、特に低血糖気味な方や空腹時に暴食しやすい方はやめた方がいいでしょう。
こまめに食べて5食以上にするのは?
食事回数が多すぎると胃腸に負担がかかるのでおすすめしません。また、食事回数が増える分、カロリーオーバーになりやすいです。
私は、以前ボディビルダーのようにこまめに間食をしながら生活をしていたときもありましたが、あまりダイエット効果は感じられませんでした。さらに元々胃腸が強いタイプではないので、なんとなくつねに胃に食べ物が入っているようでスッキリしませんでした。
しかし、こまめに間食を摂った方が暴食を防ぐことができる方もいるでしょう。自分で体型の変化や体調を観察して調整するのがおすすめです。
空腹時間の大切さを理解して健康的にダイエットしよう
今回は、空腹をでいるメリットや空腹時間を利用したダイエットについて紹介しました。空腹は、長すぎても短すぎてもよくありません。自分の体調が最もよく痩せやすいポイントを見つけて、自分に合った空腹時間を見つけましょう。